先日更新した【2017年版】ANA VISAカードを徹底的に検証してみるに続いて、今回はANA VISAワイドゴールドカードを検証してみます。
一般カードと違い、ゴールドカードになると年会費が高くなる代わりに、様々な特典が有るものです。今回は、そのような特典を知っておくとゴールドカードの取得への壁が無くなりますし、なぜわざわざ年会費の高いゴールドカードを選択するのかという事が分かってきます。
私自身は、現在ANA VISAワイドゴールドカード(ANA VISAワイドゴールド SFC)を利用していますので、一般カードよりはゴールドカードの方が使い慣れています。
そんなANA VISAワイドゴールドカードを、今回は徹底的に検証してみる事にしましょう。
2017年版!ANA VISAワイドゴールドカードを検証してみた
まずは誰もが気になるANA VISAワイドゴールドカードの年会費はいくらなのか?そして元を取るにはどの位利用すれば良いのかを、徹底的に検証してみます。
ANA VISAワイドゴールドカードの年会費
年会費は本会員が14,000円(税抜き)で、家族会員が一人につき4,000円(税抜き)となっております。
一般的なゴールドカードよりは若干年会費が高い様に感じます。大体のゴールドカードは10,000円(税抜き)程度のものが多いです。つまり数千円程度は高いという事になります。
ANAのクレジットカードという特性を考えなければ、この数千円の差は大きいです。他のゴールドカードと何が違うのか?そう考えてしまうのも無理はありません。それについては後ほど書いていきます。
ANA VISAワイドゴールドカードの利用枠
利用枠として、ショッピング枠とキャッシング枠が有ります。
ANA VISAワイドゴールドカードの、ショッピング枠ですが50万円〜200万円となっております。キャッシング枠は0万円〜100万円と記載されていますね。
ショッピング枠についてですが、私は実際に利用していますが大体この程度だという感じはしますが、私はもう少し利用枠が多いです。これはクレヒスなどを元に総合的に判断していると思うのですが、私は三井住友VISAゴールドカードも利用しているので、利用枠が多くなっているのでしょうか。
しかし最初から50万円のショッピング枠が有るというのは、ゴールドカードを取得する醍醐味の1つと言っても過言ではありません。やはり大きな買い物は、どうせ現金で払うのであればクレジットカードで支払った方がポイントが貯まりますので、PCやスマホなどを購入したり、ブランドのカバンを自分へのご褒美に購入するのであれば、ゴールドカードを利用して支払うのが良いです。
そのような際に、利用枠(ショッピング枠)が少ないと心もとないのですが、50万円程度有れば十分ではないでしょうか。
ANA VISAワイドゴールドカードを持つ事の意味とは?
話しを冒頭の、他のゴールドカードとの年会費の違いという点に戻してみたいと思います。
何故、ANAカードだという理由で、他の一般的なゴールドのクレジットカードと年会費が数千円も違うのか?
この点を検証します。
まずは、何と言ってもANAカードはボーナスマイルが貰えるという事です。通常のゴールドカードにはこのような特典は有りませんよね?ではどの位のボーナスマイルが貰えるのでしょうか。
ANA VISAワイドカードで貰えるボーナスマイル
入会時のボーナスマイル | 毎年の継続時のボーナスマイル | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 2,000マイル | 2,000マイル |
ANA VISAワイドゴールドに入会すると、入会時に2,000マイルを貰う事が出来ます。1マイルの価値は様々に考えられますが、特典航空券に交換する場合の価値として低めに見ても1マイル=2円と考えると、2,000マイルは4,000円程度の価値と考えられます。
この時点で、年会費が数千円程度他のゴールドカードと違うのというのは、実質で考えるとペイ出来るはずです。ここではあまり詳しくは書きませんが、世の中にはマイルをお金を出して(クレジットカードのポイントではなく、現金で)購入する方々も居る中で、2,000マイルを貰えるのは価値が有ります。
そして毎年のカード継続時に2,000マイルが貰えますので、毎年の年会費の差額はマイルで相殺出来ると考えれば良いでしょう。
ただ、これだけだと普通のゴールドカードと何がそんなに違うのか?という考えは捨てきれない様な気もしますね。大丈夫です、ANA VISAワイドゴールドカードには、ANAのマイルを貯める為の色々な特典が有りますよ。
ワールドプレゼントの10マイルコースの移行手数料が無料
ANA VISAカードを利用して買い物をした場合には、ポイントが貯まっていきます。
詳しく書いていきますと、ANA VISAカードは三井住友VISAカードから発行されているクレジットカードですのでワールドプレゼントという三井住友VISAカードのポイントサービスが適用されます。
そのワールドプレゼントのポイントが、ANA VISAカードを利用する事で貯まるのですが、啓品に交換したり、ANAマイルに交換したりする事が可能です。
ただANAカードを所有している方は、ANAマイルを貯めたいという理由が一般的でしょうから、どうしてもワールドプレゼントのポイントを、ANAマイルに交換(移行)する必要が出てきます。
その際に、5マイルコースと、10マイルコースという2つのコースが有ります。ANAの一般カードの場合はこの2つのコースからマイルへの移行を選択する必要が有ります。
前回の記事で上の内容を記載しました。これは実際にクレジットカードを使う事で貯まったポイントをマイルに交換する際のレートの話しなのですが、ANA VISAワイドゴールドカードの場合は、最初から10マイルコースへの移行手数料というものがかかりません。
一般カードだと5マイルコースは無料ですが、10マイルコースの場合は6,000円(税抜)がかかりますが、それがかからないのです。つまり1,000円の買い物で10マイルが貯まるという事になります。
100円の買い物で換算すると1マイルが貯まるという事になります。これは年間100万円の買い物をした時に、1万マイルが貯まります。更にボーナスマイルも含めると、12,000マイルになりますので、シーズンによっては沖縄などへの特典航空券と交換する事が可能です。
年間100万円の決済は意外と簡単に行えますので、こちらの記事など参考にしてみて下さい。
ANAグループ便への搭乗でマイルが更に貯まる
ANA VISAワイドゴールドカードを所有している方が、ANAの国内線や国際線に搭乗すると、通常よりも多くのマイルを獲得する事が出来ます。
これはANAカードだけに与えられた特典で、ANAのマイルを貯める際に非常に強力です。搭乗時のボーナスマイルと呼ばれるもので、ANA VISAワイドゴールドカードだと25%という料率で貰う事が可能です。
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
例えば、区間基本マイレージが1,000マイルだとして、クラス・運賃倍率が100%の場合には、250マイルがこの搭乗でボーナスマイルとして貰える計算になります。同じ路線で往復すれば、500マイルものボーナスマイルを貰えます。このような積み重ねで、無料で旅行に行ける様になる訳ですね。
ゴールドカードならではの特典も有る
ANAカードと言っても、基本的にはゴールドカードですので、ゴールドカードならではの特典が有ります。
例えば、空港ラウンジを無料で利用する事が出来ます。(ANAラウンジは除く。)ゴールドカードで利用する事が出来るラウンジであれば、大体入室可能です。
他にも、ANA VISAワイドゴールドカード所有者は、ANAの国際線を利用する際にはビジネスクラスチェックインカウンターを利用する事が出来ます。普段ビジネスクラスなんて乗らないよ!という方も、ビジネスクラスのチェックインカウンターを利用する事で、一般のチェックインカウンターよりもスムーズにチェックインをする事が可能です。
よく飛行機に(ANA便に)乗るという方には、絶対にチェックしておきたい特典の1つです。
ANAマイルを大量に貯めようと思えば、ワイドゴールドカードは外せない
ここまで書いてきましたが、ANAマイルを貯めるという事においては絶対にワイドゴールドカードは持っておきたいです。
他にも、ANAマイレージモールを経由して楽天市場で買い物をして貯まったポイントを、ANAマイルに交換するといった方法でもANAマイルは貯める事が出来ます。
ANAのマイルを大量に貯めて、国内旅行に行きたい、一度は海外旅行でファーストクラスに乗ってみたい!という夢が有れば、まずはANAカードを1枚は最低限持っておくのが良いです。
その中でも、ANA VISAワイドゴールドカードは最良の選択ではないでしょうか。