DIYをやるために最初に必要な電動工具といえば、インパクトドライバーを挙げる方は多いのではないでしょうか?
実際に、現場や工場での勤務経験があり自宅でも作業をしている管理人にとってもインパクトドライバーは重宝しています。
初心者の方から、プロ級の腕を持つ方まで自宅でDIYに使うインパクトドライバーのおすすめはどのような物か。
これって誰に聞けば良いのかよく分からないことでもあるんですよね。
そこで正直に様々なインパクトドライバーを使ってきた管理人が紹介します。
今回は、選ぶべきメーカーや商品のグレードなど初心者から上級者へのインパクトドライバーのおすすめを紹介します。
どのインパクトドライバーがおすすめ?初めての人からプロまで
まずはこれから初めてインパクトドライバーを購入する、使うという方はどのようなインパクトドライバーを選択すれば良いのでしょうか?
初心者向けのインパクトドライバー
初心者の方がDIYでインパクトドライバーを利用する目的は、主に木工用です。
木工というのは、木で棚やテーブルなどを作るようなことです。他にも簡単な家の修理なども木工用でいけます。
初心者の方で、がっつり鉄工(鉄への取り付け)などを行う方は少ないと思います。
というわけで、初めてのインパクトドライバーとしては、充電式でパワーもそれなりの物を選択すると良いでしょう。
充電式というのは、コードレスでどこにでも持ち歩きできます。コード付きでコンセントからの給電で使用するインパクトドライバーも有りますが今回は除外します。
マキタ TD090DWXW
初心者の方は、10.8Vのバッテリーを搭載したマキタのインパクトドライバーがおすすめです。
比較的、購入しやすい金額で、それなりにパワーがあります。
ホームセンターで数千円で売っている、よく分からない海外メーカーの製品とは段違いの信頼性を誇るのがマキタの製品です。
個人的にもマキタのインパクトは、一番良いと感じています。
このセットであれば、バッテリーが2個付いていますので充電しているときも、予備のバッテリーを使えるのが嬉しいです。
重量も0.92Kgと軽くて取り回しも楽ですし、コンパクトで使いやすく家庭用にピッタリですね。
最大締め付けトルクも90N・mとプロ用に比べると劣りますが、木材にビスを打つ用途だと十分すぎます。
セット内容としても、バッテリ−2個と充電器、本体と購入してすぐに使えるようになっています。ドライバー部分でもあるビットも最初から付属しています。
日立工機 14.4V コードレスインパクトドライバー FWH14DGL
初心者の方でも、先のことを見越してもっとパワーの強いものが欲しい。
そう考えるのであれば、14.4Vのバッテリーを搭載するモデルを選ぶのが良いです。
インパクトドライバーのパワーの差は、このリチウムイオンバッテリーのスペックに比例します。
10.8Vの物より14.4Vの方が強いのは当たり前なんですよね。
そこで日立工機のFWH14DGLなら、締め付けトルクも140N・mとかなりの高出力です。
正直、初心者の方にこれほどのパワーは必要ないと思うのですが、価格が安いのであえてこちらを選んでも良いかもしれません。
マキタに次いで信頼できるメーカーが日立工機ですので、この価格帯で14.4Vのインパクトドライバーが購入出来るのは嬉しいですね。
ケースに、本体、充電器、バッテリー2個が付属しているのでこれだけでDIYを始めることが出来ます。もちろんビットも付属していますね。
中級者におすすめのインパクトドライバー
中級者になると、鉄工も試してみたい。(鉄にビスを打ち込みたい)
という願望も出てきますし、作業のレベルを上げるためにより良い工具が欲しくなります。
ハードに使うことで、本体やバッテリーへの負担も大きくなりますがその点まで考慮して購入したいのが中級者です。
長時間使うために、バッテリのー容量(Ah)にもこだわりたいです。
日立工機 14.4V インパクトドライバー WH14DKL
14.4Vとなると普通に現場でプロの職人さんたちも使っています。
実は電動工具は本体の色でDIY用か、プロ用か分かります。
先ほど初心者用で紹介した日立の青色(水色)はDIY用です。マキタだと緑色がDIY用です。
ここで紹介している黒色はプロ用です。
現場で使っても問題ないレベルですし、鉄工用にテクスなどを打っても全く問題ないです。
締め付けトルクも157N・mとかなりのハイパワーですし、バッテリー容量も3.0Ahと家庭で使うには十分すぎます。
中級者であれば、このインパクトドライバーを持っていればどこをDIYするのでも通用します。
上級者におすすめのインパクトドライバー
仕事でインパクトドライバーを毎日使っているような方は既にご存知だと思いますが、現在のインパクトドライバーの主流は18Vになっています。
以前はどの現場や工場でも14.4Vが主流でしたが、ここ数年で随分と状況が変わり18Vがメインになってきましたね。
当然自宅でのDIYでも、よりパワーの有る18Vモデルを使用する方も増えています。
管理人もマキタの18Vモデルを自宅で使っています。
マキタ 18V TD170DRGX
こちらはマキタの18Vのリチウムイオンバッテリーを搭載したインパクトドライバーです。
はっきり言って、パワーが尋常ではありません。
初心者の方は使いこなすのが難しいでしょうし、それなりにインパクトドライバーに慣れている方でないとオーバースペックでしょう。
18Vで6.0Ahというバッテリー容量は、今までだと考えられないほどの高性能です。
この6.0Ahは現場でも1日使えるほどの、バッテリーの容量です。自宅のDIYでは1日で使い切ることは無理でしょう。
パワーを制御しながら使わないと、細いビスはすぐに折れてしまいます。締め付けトルクは175N・mです。
穴あけにも使えるので、ドリルを持っていなくとも簡単な穴あけなら十分に行えます。(ビットが必要です。)
確実に上級用、プロ用なので価格もそれなりですが一度購入しておけば5年は最低でも使えます。
まとめ
初心者におすすめのインパクトドライバーから、上級者におすすめの物まで紹介しました。
分かりやすくインパクトドライバーを分類するならば、やはりバッテリーのボルト数です。
- 10.8Vは入門用
- 14.4Vは中級者用
- 18Vは上級者やプロ用
このように覚えておくと良いでしょう。
初心者でも14.4Vを使うのも良いですが、18Vに手を出すのは早いかもしれません。
メーカーとしては、マキタか日立工機を選んでおけば間違いありません。
自分のレベルに合わせて電動工具を購入すると、作業への満足度も高いのでおすすめです。