仕事を辞めたい。何年も考えている場合もあれば、突発的に上司や同僚と言い合いになって「もうこんな会社辞める!」と決断をする事も有ります。それ以外にも給料が安い、ブラック企業で残業代も出ないなどというそもそも良くない会社というパターンも有ります。
でも自分が我慢しないと、家族に迷惑がかかるし・・・などと現在考えている方は非常に多いと思います。仕事の悩みやストレスは、信じられない精神的な負担を体に与えるんですよね。
確かにあなたが会社に勤めていることで、独身で実家に住んでいる方なら親の世間体が保たれますし、既に結婚している方なら奥さん(又は旦那さん)や子供達の生活が保障されます。
そう考え出すと仕事を辞めたいけど、やっぱり無理という結論が出てしまうのですが、もし転職するなら年齢の関係も有るので、今の会社にしがみつくのも・・・というどうすれば良いのかという負のスパイラルに陥ってしまいます。
しかし一度辞めたいと思ったら、どのみち長くは無いので、転職を検討するべきかもしれません。
それにストレスを抱えたまま働き続けると、恐ろしい結果を招く場合もあります。
「目眩がして頭がボーっとする・・・」「会社に行く前に電車にでも飛び込んでしまいたくなる」
このような症状になると、軽い鬱状態ですし、逆に家族に迷惑をかけてしまう事になります。ていうか末期ですよね。
仕事を辞める場合は先のことを考えてから!本当にやめるべきか会社に残るべきなのか?
まず大前提として、今の会社に残るべきか、それとも辞めて転職をするべきかという事を総合的に考える必要性が有ります。
- 今の会社で貰っている給料はどうなのか?
- 今後、今の会社でのポジションや昇給、出世は見込めるか?
- 上司や部下とはうまくいっているのか?
などなど考えないといけない点は多数有ります。何となく仕事が嫌だからという理由では、うつ病一歩手前までは絶対に悩みませんし、かなり大きな悩みを抱えていないと転職などは考えないはずです。
もし貴方が上の条件で全て、NOという答えが出ているのであれば、もう今の会社にしがみつく必要性はないかもしれません。
だって給料は上がらない、現時点でも安い、そして人間関係が悪いとなると今辞めないとしても1年後、もしくは数年後には又同じ悩みや不満が出てくるのは当たり前だからです。
そこまで我慢する必要が有りますか?一番大事なのは体ですよ?
もう一度よく自分自身に問いかけてみるのが良いでしょう。我慢ばかりしていると本当に体に悪いです。ストレスはガンになる原因の上位になっていますしね・・・
例えば、給料がすごく安くて生活がキツイという状況であれば、すぐにでも転職するべきです。全く貯金が無いと厳しいですが、転職してより給料の良い会社に入った方が良いです。
不景気だから給料が悪くて当然みたいな考えは、危険です。それは経営者の言い分であって、労働者側には関係の無いことです。
少しでも自分の生活を安定させるために働いているので、自分が辞めると会社に申し訳ない。というような考えは、給料が安い会社で働いているのであれば今すぐ捨てるべきです。
サービス残業をさせるようなブラック企業の場合は、同様です。
会社はあなたをこき使って儲かるかもしれませんが、こちらとしては残業代も払われないの会社に尽くすという事が必要でしょうか?サービス残業は法律で禁止されているわけですし、昨今非常に問題になっているのですから、そのような会社であればやはり続けていくのは厳しいでしょう。
今の会社を辞める際に考えておくべき事
しかし、そうは言っても先の事を何も考えないわけにはいきません。今の会社を辞めても、又次の会社を探して就職しないと生きてはいけません。
次の会社に転職をしようと考えた時に、又頭をよぎる事が有ります。
それが、今の会社との給料の比較や、勤務時間、そして会社や仕事に慣れるまでの人間関係を含めた諸々です。ここまでを考えた上で、今の会社を辞めるという決断を下すべきでしょう。
いぜ今働いている会社を辞めるとなると、次に働く会社や、仕事を辞めた後の事を考えておかなければなりません。
まずは今の会社を辞めた後にすぐに考えるべき事ですが、失業保険が貰えるかどうかいう事が重要になります。
失業保険が貰えないような期間しか働いていないのであれば考えなくとも良いですが、大半の方は失業保険が貰えるので、手続きが必要です。
健康保険も、今までは会社で加入していましたが、仕事を辞めると自分で払わないといけませんし、国民年金も同様です。
この辺りの事は、しっかりと考えておかないと後々困ることになりますので、意識しておくことが必要です。特に新卒で働き始めて、始めての離職、そして転職であればしっかりと頭に入れておく事が大事です。
このような事まで考えているうちに面倒になって、やっぱり今の職場で良いか。と思いとどまる方も多いですが、そこまで面倒な手続きではありません。
健康保険や国民年金、そして失業保険に関しては又触れていこうと思います。
転職すると決めたら希望の職種や給料、福利厚生を考えよう
会社を辞める決意をしたら、次は転職の事を考えておかないといけません。というよりも考えます。
もし次の仕事が決まらないと脳内は以下のような事でいっぱいになります。
「失業保険だけでしばらく生活できるのか?」
「ローンの支払いは大丈夫か?」
「もし何ヶ月も仕事決まらなかったら家族にどんな顔されるだろう・・・」
はっきり言って転職がうまく決まらないと、地獄を見ることになりますよねー。恐怖で夜も眠れなくなります。
特にローンがある方は、恐ろしくて仕方ないはずです。すなわち転職をスムーズに行うことが一番必要になってきます。
貯金が数百万円有る方なら、しばらくはやっていけますが、50万円以下だと転職が決まるまでの期間は精神的に厳しいかもしれません。実家暮らしなら大丈夫ですが、ローンがある方や賃貸マンションやアパートに住んでいる方は、節約しないと難しいでしょう。
借金が有る方は、まずは転職する前に借金を清算してからしましょう。そうしないと、泥沼にはまって抜け出せなくなります。そのような方には、転職はとりあえずは勧めません。
話を戻して、転職するまでの期間は不安ですが、じっくりとこれからの人生についても考えることの出来る期間ですので、転職先についても考えておく必要が有ります。
考えるべきことは以下のような事です。
- 職種(経験している仕事かどうか)
- 給料の良さ
- 人間関係(口コミなど)
- 福利厚生
- 会社はしっかりとしているか
- 通いやすいか
- ボーナスや残業代について
- 休日日数
この辺りの事をじっくりと考えましょう。職種については、今すでに経験している仕事と同じ業種に就くか、あえて別の仕事をするのか。これは悩みどころですが、転職してより良い給料を求めるならば、確実に同じ業界でしょう。経験者はやはり重宝される傾向にあります。
他にも人間関係は口コミを見ると良いでしょうし、福利厚生や残業の事、自宅からの距離なども考えておく方が良いです。ワガママは言えないと思うのが、日本人の特徴ですが今後ずっと働く事になるかもしれない会社ですので、多少ワガママなくらいに慎重に調べるのが良いでしょう。
具体的な転職方法
ここからは具体的な転職方法を考えていきます。
まずは、知り合いや家族に働き先を紹介してもらうという方法です。意外と良い仕事が見つかる場合も有ります。今の会社を辞める前から聞いておいて、あらかじめ転職先を決めておくというのは精神的にも安心します。
やはり知人や家族、親戚などに聞くと相手も悪い仕事は紹介できないので、比較的良い転職方法だといえます。
次に、王道として職業安定所(ハローワーク)で探すというものです。なかなか良い仕事に巡りあうのがハローワークでは難しい場合もあるのですが、地場の会社などは、ほとんど社員を探す際にはハローワークで募集をしているので地元の会社や、中小企業を探すのであればお勧めです。
転職エージェントを使うという手もある
最近の転職方法として、非常に人気なのが転職エージェントを利用するという事です。
転職エージェントは雇い主側の会社が探している人材と、仕事を探している方を結びつけてくれるサービスです。
例えばDODA(デューダ)などが有ります。このDODAでは、大手の製薬会社や商社、都市銀行などといった魅力的な業種への転職も多数有ります。安定した大手の会社を多く紹介してくれますので、安心して登録する事が出来ます。
登録を行うと、無料で専任のアドバイザーがキャリアコンサルティングを行ってくれますので、色々な相談をすることが出来ますし、相談者にマッチした職業を紹介してくれます。
面接対策までアドバイザーが行ってくれるので、自分一人で悩まなくて良いというのが良いというのが転職エージェントを利用するメリットだといえるでしょう。もちろん全て無料です。
DODAでは全国10万件以上の求人を扱っているので都市部に住む方も地方に住む方も、利用しやすいというのが嬉しいですね。
転職した後の楽しんでいる自分をイメージしよう
仕事が辛くて辞めたいと思っている時は、とかく人間は覇気がないものです。
そんな状態で毎日を過ごすのは辛すぎますし、周りに人間も気を使います。もちろんあなた自身の辛さは本人しか分からないかもしれませんが、今働いている会社を辞めて転職し、給料や待遇の面で安定している自分を想像すると楽しくなってくるはずです。
転職は、慎重にやらなければいけない事ですが、してはいけない事ではなくむしろ現代では転職は当たり前ともいえる時代です。それはブラック企業が増えたり、給料が安くなったりしたせいでもありますが、転職で新たな未来を切り開いていく事も自分自身で出来る第一歩ですので、仕事を辞めようと考えている方は検討してみるべきではないでしょうか。